DRIFTING ON THE NAKAGAWA
沈没隊&つっぺり隊鬼怒川合同バトルで不沈艦没す!05.9.23
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いきなり合同バトル
 「ということで、マンボー隊長、鬼怒川へ行きませんか?」
という沈没隊ムーミン隊長のいきなりの誘いで
、急遽沈没隊との鬼怒川合同バトルが決まったのが決行2日前。つっぺり隊掲示板に急告したのが前日にもかかわらず、レスポンスよく食いついてきた新隊員32号のおじじさんと2人での沈没隊合同バトルへの参加となった。

 沈没隊からは、ムーミン隊長とママレモン加藤、鉄人田口隊員の3名が参加。鬼怒川カントリークラブ近くの中岩橋下流の河原に5人の各隊の精鋭?が午前9時に集合したのだった。
 「フレームが逆だあ」「スーツが入らん」と相変わらずのドタバタ準備で出発は11時。ここから約6km下流の観音橋を目指してスタートしたのだが…

 初めて鬼怒川にチャレンジする隊長(ワシこのとね)は、実は鬼怒川を下るならこれと勧められて購入したインフレータブル(エアー)で参加。ファルトは壊れるかもというビール艦長の助言もあって、万全の体制で臨んだはずだったのだが、それが仇になるとは…
 鬼怒川は、水の勢いは強いのだが、とにかく岩が多くて、水深が浅い。座礁しやすい上に、水がガンガン舟の中に入ってくる。座礁とポーテージのくり返しだった。
不沈艦−悪魔の舟の終焉
 それは、思いもかげずにやってきた。インフレータブルは浅瀬には強いはずなのだが、浮力が強いために逆に浮きすぎて推力が得られないのだ。浅瀬が続いたところでもたもたしていたら、二つの岩の間に舳先が入り込んでしまったのだ。そのまま通り抜けようとしたが、その勢いもなく、逆に舟底が岩に押しつけられるようにして傾いてしまうと、あっという間に水が入り込み、岩に舟がへばりついてしまったのだ。
 何とか岩から引きはがそうとするが、思った以上に鬼怒川の流れは強く、びくともしない。このままでは岩を支点に二つに舟が折れ曲がり、破裂するかもしれないと判断したワシは、とっさに舟の空気を抜いて水の抵抗を少なくしたのだ。ムーミン隊長の助けも入り、やっと舟を岩から引きはがせたワシは呆然としながらも舟を岩場に引き上げたのだった。
 那珂川では沈をする隊員たちを船上から高笑いしながら激写し、絶対沈をしない悪魔の舟と呼ばれていた不沈艦伝説が、自ら空気を抜いて沈させるという、このような形で終焉を迎えようとは…
鬼怒川恐るべし!
 鉄人田口艇もキールが大破し、修理タイムとなる。不沈艦もとりあえず対岸のピックアップポイントに置いていくことになった。一番安全と思われたインフレータブルを丸めて抱え川を渡る羽目になるとは、全くなんてこったい。これがいわゆる一つの敗北感なわけですね。
 その後は、ムーミン隊長の藤田カヌーの前席に乗せてもらい、タンデムで籠岩の瀬を乗り切ったのだが、いや怖いのなんの。瀬よりも藤田カヌーの方が怖かった。右に漕げば右に、左に漕げば左に沈をしそうで不安定この上ない。この舟で激流に突撃している転覆隊の偉大さが改めて痛感されたのだった。

 続けて、おじじ隊員、田口隊員、加藤隊員と籠岩の瀬を無事クリアする。敗北者から見ればみんな立派である。
 籠岩の瀬を超えてからもしばらくいやらしい岩場が続いたのだが、急に雨あしが強くなり、視界不良のため、ほぼ予定のコースの半分で撤退宣言がムーミン隊長から出され、大渡橋手前で上陸。白石川にかかる橋から舟を吊り上げて回収し、川霧の湯で轟沈敗北談義を交わす。敗北者には川霧の湯が身体いっぱいにしみわたるのだった。

 「待ってろよ、鬼怒川〜、必ずリベンジしてやるからなあ」とおじじ隊員とともに鬼怒川へのリベンジを誓い、帰路についたのだ。沈没隊のみなさん、またよろしくね。
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