DRIFTING ON THE NAKAGAWA
史上最低記録更新。たった3人のツアーに氷河期到来?〜キャンプの原点に返るツアー 08.3.1.〜2
 2008年那珂川初漕ぎを3月1日(土)に行った。昨年は参加者5人というつっぺり隊史上最低の数での船出であったが、今年はさらにその記録を更新してしまった。なんと、集合時間の10時過ぎに着いたのに、誰もいないのである。♪そこにはただ風が吹いているだけ〜♪である。ツアー告知後の隊員からの反応もいまいちではあったが、多分何人かはドタ参加してくるだろうと思っていた予想は完全に外れ、ワシ一人なのである。いやはや何とも。そのうち、出遅れたというビール艦長とライダー秋本隊員が到着したが、結局、3人での初船出となってしまった。
 つっぺり隊にも氷河期到来かとも思ったが、もともと気ままに集まった集団だし、隊としての拘束なんてない方がいいので、まあ、こんな時もありでいいのではないかと思い直し、川下りの準備を始める。
 水量が極端に少ないので、宮原から下流の大瀬までを下ることにし、回収用の車を置きに、艦長とワシ(隊長)で大瀬へ向かうが、急に雨が降り出し嵐の気配が。最近隊内で話題になっている「嵐を呼ぶ男は誰だ」論議になったが、これは艦長が来たからだろう、いや、先月の三浦バトルの大雪は隊長のせいだろうと言い合うも、多分、両者の複合効果だろうと一応の決着をみる(?)
 戻ってくると、すでに12時半を過ぎており、昼飯を食べてから出発。3人だと行動が身軽でよい。
 出発する頃になると、天気も回復し出す。これはライダー秋本の効果か。水量少ないため、隠れ岩に注意しながらくだるが、穏やかで最高の漕ぎ出しになる。
 途中、鷺の群れを追いかけながら、景色を楽しみ、澄んだ水と共に流されながら、あっという間に2時間ちょっとで下り終える。やっぱり川はいいねえ。
 夕暮れになり、3人でしみじみと焚き火を始める。今夜の料理は艦長の火鍋とワシのうどんとライダー秋本の焼き物である。いつもは大人数なので、誰かが何か作るだろうと他人任せのところがあったが、この人数ではそうもいかず、せっせと働いたせいか、なんだかキャンプらしいキャンプで、これもなかなかよい。
 暗くなって、terra父子が参加。手際よく料理を始め、すぐに会話が弾む。このフリーでフランクなスタイルがアウトドアの魅力なのだ。
ハプニングの一つが、風であおられたワシのイスが焚き火で燃やされ、あっという間に背もたれの上部が熔けてしまった。シューズに続いて2度目である。  まったりと朝の一時を過ごしていると、いきなり上空にヘリコプターが現れ、川の上でホバリングをしたかと思うと、川沿いに低空飛行で遡って行く。レスキューの服がみえたので、きっと釣り師が川に流されたので捜索しているのだろう。
 終わってみれば、史上最低を更新した初漕ぎツアーだったが、少人数でキャンプの原点に返ったようないいツアーであった。
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