ここ数年、中止になったり、人が集まらなかったりで不調だった夏合宿であったが、2008年は久しぶりにそこそこの人数で2泊3日の合宿をはることができた。場所は日光中禅寺湖菖蒲が浜キャンプ場。参加者は、隊長、ろーたす、ゴステロ、terra、おじじ(2日目から参加)の各隊員である。 | ||
菖蒲ヶ浜キャンプ場は、サイトまで車の乗り入れが禁止になっており、リヤカーで荷物を運ばなくてはならない。面倒だが、その分サイトは静かでよい。夏休み初日の連休なので、けっこう混んでいたが、湖に面した落ち着いた場所にタープを張ってゆっくりする。のんびりと船を組み立て、まずは偵察をかねて漕ぎ出すことに。 | ||
隊長はボイジャー、ろーたす隊員はハイビックス、terra隊員はネットで購入して初使用のフェザークラフト、ゴステロ隊員はシーカヤックで、湖面に漕ぎ出す。夏の午後の日差しを受けて、西側の湖岸を目指す。ゴステロ隊員は毎年ここでキャンプを張っている中禅寺湖フリークで、おすすめの海岸があるという。 | ||
目指す海岸は、菖蒲ヶ浜キャンプ場から西側に入り江を二つほど漕いだところにあった。人は全くおらず、草地と大木に囲まれ、昼寝ができそうな倒木もある。こんな場所でキャンプできたら最高だなあと、明日はここで昼飯を食べるデイキャンプをすることに。 | ||
夕食はいつものつっぺりスタイルで各自一品ずつ作成し、できた料理からむさぼる。ゴステロ隊員の肉野菜炒め、隊長のぶっかけうどん、ろーたす隊員のラザニア。しかし、一番うまかったのが焼きトウモロコシ。皮をつけたまま焼いて焦がす。このシンプルさがキャンプではいいんだね。 しかし、昼間も涼しかったが、夜は涼しさを通り越して寒い。なにせ、吐く息が白いんだから。みんな長袖長ズボンで焚き火を囲む。真夏にたき火ができるとはうれしい限りである。 |
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翌日は、午前中から出撃。カヌーに鍋釜、イス、食材を積んで、まずは千手ヶ浜を目指す。 | ||
千手ヶ浜はカヌーでしか行けないのかと思っていたら、ずいぶん人がいたので驚く。看板を見ると、自家用車は入れないが、バスで来られるように舗装道路もできていたのだ。散策路としてずいぶん整備をされていた。途中には無人の休憩小屋もあり、セルフで無料の飲み物が置いてあったりした。なかなかいいところではあったが、ディキャンプには不向きなので、昨日の海岸に向かうことに。 さあ、出発しようとしたときに、ろーたす隊員がトラブる。 |
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ハイビックスに空気漏れがあり、一応補修はして出航したのだが、やはり空気が漏れていた。そこで、空気を入れ直して出航しようとしたのだが、今度は空気を入れすぎてチャックが割けてしまったのだ。さすが、やることがつっぺり隊である。応急処置にロープで船体をがんじがらめに縛り、まあ、大丈夫だろうと出発する。この適当さがいいんだね。 | ||
目指す浜に到着すると、今日も誰もいない。船から荷を下ろし、まずは、昼食にラーメンを作る。麺だけのインスタントラーメンなのに、バカに旨い。ロケーションがよければ、何でも旨いのだ。食欲を満たした後は、のんびり昼寝をしたり、読書をしたりして過ごす。至福の時を数時間過ごした後、夜の焚き火用に枯れ木を積んで帰還する。 | ||
キャンプ場に戻ると、すぐに、おじじ隊員が到着。竜頭の滝温泉に歩いて浸かりに行き、戻って夕食。雨が降ってくるが、何の問題もない。雨の隙間を塗って焚き火を囲み、バカ話に没頭する。これがまた、至福の時なのである。。 | ||
3日目の朝。隊長がネットで購入した焼きサンド器を使って朝食。初めて失敗をせずに器具を使いこなす。 混む前に帰ろうと午前中に解散する。 中禅寺湖は真夏に焚き火ができる気候も最高だが、誰もいない湖岸の森で昼寝ができる最高の湖であった。何かここがこれからの夏合宿の定場所になりそうな予感がするのである。 |