DRIFTING ON THE NAKAGAWA
 10年目となるつっぺり隊恒例河原忘年会。今年も押し詰まった年の瀬に,家庭で不要になった人間粗大ゴミが大勢集まっての川下りから焚き火宴会。つっぺり犬の追悼上映会,MVP&とびうお賞決定〜河原サウナまで大盛り上がりなのだ。
 つっぺり隊ホームグランドの栃木県那須烏山市宮原へ最初に乗り込んだのは,三浦のシーカヤックチームのkei50さん。昨夜から乗り込んで車中泊。薪は隊長(ワシ)が桜の原木を満載に積んできたので充分にある。全員が集まったのが遅れたため,川下りはショートにし,大松橋で昼食を食べてからのスタートとなった。 
 川下りは左からkei50,ビール艦長,無謀松,ゴステロ,隊長,ライダー秋本の6人。無謀松隊員は上流の無法松の瀬をやるため,わざわざダッキーを引っ張って降りてくる。相変わらずバカである。 
 水量は多め。水は冷たいがえらく澄んでいる。 この時期にしては暖かく,天気も上々。まさに川下り日和である。この輝く水面をワシらだけで独占して下るのは,まったくもって気分がいい。改めて川の良さを認識する。
  ビール艦長以外は,川下りは久しぶりで,無謀松隊員を除く誰もが今日の水温では沈だけはしたくないと,やや緊張しながら下ると,知らず知らずのうちに瀬を避けてチキンコースを通っていた。
 水量が多いため,いつもの浅瀬は白波が立つほどよい瀬になっており,気持ちがよい。逆に,いつも見えている岩が見えず,引っかかって危ない場面もあったりしたが,全員ノー沈で宮原に到着する。村長がアヒルのさくらを連れて到着していた。
 買い出しを済ませ,料理を作り始めていると,ビール艦長の同僚のH氏や4年ぶり参加のまりこ&としお隊員,歌舞伎やす隊員が彼女を連れて合流。一気に賑やかになる。
 つっぺり隊結成10周年を祝し乾杯。よくもまあこんなあほバカ集団が続いたものだと我ながら感心する。那珂川と焚き火の神様に感謝せねばなるまい。
 乾杯後は怒濤の満漢全席スタイルの宴会にだらだらと突入する。全員が無計画に一斉に十八番料理を作り始めるので,できあがりもほぼ一緒で,だいたい食べきれない。順序よく作って出せばほぼフルコースになるのだが,この無計画さがつっぺり隊らしくていいんだね。 
 一段落したところで,上映会。即席のスクリーンに,発電機からパソコンとプロジェクターを起動する。この時期に,わざわざ河原にこんなに機材を持ち込んで上映会をしているキャンパーは他にいないだろう。まずは,今年のMVPととびうお賞を決定するために,候補作を上映する。一通り見終わったら,多数決で受賞作を決める。受賞作品はMVPのページで確認してほしい。
 次に,つっぺり隊初のカヌー犬『のん』が天寿を全うしたことを祝い,追悼上映をする。つっぺり隊の歴史とも絡んでくるので,なかなか思い出深いものがあった。
 この後,さらに怒濤の河原サウナに突入する。写真はないが,まったくもって気分は最高になる。この病みつき感はもはや中毒に等しい。高揚した気分で夜は更けても盛り上がり,真夜中まで焚き火談義は続いたのだ。その中で決定したのが,2001年の5月がつっぺり隊最初のツアーだったので,来年はつっぺり隊11年目突入を記念して何かイベントを行おうということだ。是非,期待してほしい。
 また,今まで三浦シーカヤックチームKAIのメンバーとしてフリー参加していたkei50さんが,還暦を迎えたことを機に,つっぺり隊への入隊を申し出てきたので,快諾。というより,すでにほとんど正隊員扱いだったんだけどね。つっぺり隊50号発電機他雑務・シーカヤック担当の誕生である。
 
  翌朝は晦日らしい霜で真っ白の宮原だった。放置しておいたコーラ等は過冷却状態で,コップに注いだそばから凍っていく。ちらほらと雪も舞い始める中を,H氏は犬と自転車で帰路へ。他の隊員もまた来年生きて会うことを約束し,解散する。
 今年はつっぺり隊としての活動がやや少なかった。隊員それぞれが職場状況が川に出づらい環境になってきたためだろう。いつまでこのようなアホバカ活動ができるかわからないが,たぶん足腰立たなくなるまでやるのだろう。いや,足腰立たなくてもカヌーと焚き火はできるから,死ぬまでやっているかもしれない。しかし,それでいいのだ。ワシらは一生つっぺり隊するのだ。
恒例!10年目の河原忘年会!川下り〜河原上映会〜河原サウナ 2010.12.29〜30
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