DRIFTING ON THE NAKAGAWA
 もはや完全につっぺり隊恒例企画となった西伊豆町浮島海岸での野良キャンプ。今年はワシ(隊長)が少ししか参加できなかったので、全日参加したビール艦長と村長のブログの記事の転載で、とりあえず、やっつけ報告なのだ。
 《村長編 5月5日のブログより》「緩んだ筋肉にガツンと一撃!」
 昨日までは、これでもか!と言うくらい食べ物が豊富で、アレヤ、コレヤ皆さんが美味しい食事を作ってくれるので、もう食えない!お腹一杯!だったのです が...
今日に至っては、腹減った〜
う〜む、なんかあんまり食いたくないなぁ〜
でもって、本日始めての食事、某スーパーのPB商品のシーフードヌードルに、空のポットに水を入れて沸かして、注ぎ込み、そろそろ三分経ったかなぁ〜状態 なのです。
そう、昨日までは静岡県の某半島の小さな入り江で脳みそがとろけるような時を過ごしてきました。(7割5分3厘位はとろけて、2割は腐ってしまって、残り は瀕死の状態・・・)
なので、とてもブログが書ける状態ではないのです。
  何処かで見たことのある写真だなぁ〜
昨年とか過去に撮った写真じゃないよ!
この場所は、何時までも変わらないのです。変わらないでいて欲しい場所なのです。
台風が来て?
昨年は台風のため色々被害が出てコンクリートの部分が流され惨たんたる状況だったようですが、夏に向けて復旧されていて、全くもって地元住民の方々に感謝 の気持ちで一杯です。
    
  初日夜、誰が風を呼んだのか?
もの凄い強風のため、海は大荒れ、サウナテントもぺしゃんこに潰され、骨折一箇所、曲骨一箇所の損傷を負うも無事その中で夜宴を営むことが出来ました。
  さくらは外だよ!
村長の許可が下りず。さくらはおとなしく、テントの外からこちらを、うらめしそうに様子を伺っていました。
  そうそう、現地入りしたは夕方5時過ぎで来るまで現地駐車場に着く直前の一直線に海に向かう、道から見た海は今まで見たことも無く大荒れに荒れ、傾斜角 33.3度から照りつける太陽光線を反射して、海の波々がダンスで迎えてくれたかの様でした。
ヤッパ刺身は旨い!
1日目(4月30日)でありました。
続きを書くかどうか?
全身筋肉痛と片付けものの山があり、記憶力も最近そう長く輪続かないのだなぁ〜
さてさてどうなることやら...
 《村長編 5月6日のブログより》「メーデー」
   ようは、5月1日なのですが・・・
この日は、代々木公園だったかな?に色々な労働組合の人達が集まり、デモ行進をする日と言うのが悲しいかな私の認識なのですが...
今年は西伊豆で山登り&釣りでした。
山登りと言っても、登山ではない。
山歩きくらいのことなんですが、二つほど・・・
一つ目はかなり緊張感たっぷりの、山登りでした。
名も無い、島と言うか半島というか...入り江を形成している小さな山なのですが...
写真が無い!しいて上げるなら
砂州の先にある、写真右上の端っこしか写ってない緑の山なのですが・・・
これが、結構スリリングで楽しかったのである。

 今日はカヤック漕ぐにも、海は荒れてるし、何しようかなぁ〜って思いながらブラブラ歩いてたら、この山に登るルート?足がかりとなる階段所の岩を発見して しまったのだ。
「あ!あそこから上り始めれば簡単に登れそうだなぁ〜」ってね。
よっしゃ!やるか!ですよ。今まで何時もそこにある小さくて尖がった山がその日のターゲットとなったのです。
まだ、野良場では、皆さんのんびりと朝のひと時を楽しんでいる様子。
じゃあ、チョッとあの山登ってくるからとAさんに一言告げ上り始めた。
最初は、岩の階段、自然に出来たものなのだが人の歩幅に合っていて、比較的スイスイと登れる。
その上は樹木が茂る林という感じで、歩くのにはとても良い感じの空間です。
所々、先人の仕掛けたロープが垂れ下がっていて、それを握り締めながら登るのですが・・・そうロープが必要なくらいの急な斜面なのです。
それでも、ロープさえしっかり捕まえていれば、問題なく登れるわけで・・・

しばらく行くと、何処が道なのか?それとも唯開けた場所なのかよく解らなくなって来るのだが、野生の感で???
道らしき場所を前進した。

恐怖の急斜面がそこには有った!
ロープにしがみつきながら登るほどの急な斜面でも無かったし、その上に何があるのかな?って興味の方が先走ってしまい。
足元はカサカサの落ち葉がビッシリ積もる斜面をひたすら前方注視、足元の安全確認良し!と言うことで登ったのだが...
一昨年だったか、何時だったか忘れてしまったが、小さいけど突き上がった岩を登って降りるのに恐怖を感じたことがあったのだが、学習能力0だったことを実 感した瞬間が...

この先は釣り人が磯場に下りるルートなんだなぁ〜って、場所にたどり着いて、その先に興味はないし...で引き返そうと思った瞬間に、背筋に冷たいもの が...
振り返ると、そこには断崖絶壁、海へ垂直に落ち込む高さにして、数百メートルの切り立った断崖絶壁の端っこの部分を歩いて来た事に気づいたのでありまし た。
もちろん、数百メートルってのはその時の気持ちを表した表現ですよ〜

一気に体中の血液が西伊豆の紺碧の海の底に吸い込まれるように、サーッっと無くなってしまったのです。
いくら冷静になろうと思っても、悪いことばかりが頭の中に一つ二つ三つ四つ...32個まで輪数えたんですけど...
意を決して...
32個の内最大の敵は、ここから落ちたら、もの凄い加速度で岩肌にぶつかりながら海の中に落ちるから、命は無いな。
二つ目の敵は、この坂を下りるのに、足元は枯れはが厚くじゅうたんのように敷かれていて、滑りやすいこと...
三つ目は頼みの綱の、綱が無いこと...
四つ目は無事生還しないとなぁ〜である。
単独で軽い気持ちで登ってきたのだが...
ヤッパ、こうゆう場面に遭遇してしまうと、誰か道連れを作るべきだったと深く反省するわけで...
そう、相棒というのはとても大切なんです!!!

そんなこんなで、周りで誰も見ていないことを確認して...
誰かいたら助けを求めるのだが...近くには誰もいない!
半べそかきながら、這うようにしてその場所を下ったのは、私だけの秘密!
秘密だかんね!
もし、このこの件に関して異論のある方は来年あたりこの場所へ連れてってあげますよ!
私はピッケルとザイールを持っていくけどね!

これで、山歩きの第一幕は終わり。
   
  二幕目は?
遊歩道の整備された場所なのです。
山菜取り決死隊5人組による、山歩きだったのだが...
このコースしょっぱなから、駆け上がるような急坂で、普通に歩いてもヒィヒィと根を上げてしまいそうなコースなのである。
どれが食える葉っぱなのか全然解らない私には、周囲に見える風景と木々に囲まれて歩くのがたまらなく良いのです。この写真も見る人にとよっては、島がボコボコ有って、山があって、綺麗な海があるんだなぁ〜
位に思えるんだろうな!
でも〜
数千にも及ぶあの山に登ったんだぞ〜、次はピッケル持って登るもんね!
とか
そうそう、あの辺でコースケさんのカヤックが沈して、真っ二つになって...ああしてこうして...
そうそう、何時だったか山菜取りのおじさんが...
なのです。
山歩きで見つけたもの!
多分、イノシシの足跡、遊歩道に蹄のような足跡が沢山あったのです。
何これ?
天気の良いこのごろ、蹄の下の部分はまだ湿ったまんまだったので近くにイノシシがいるのだろうなぁ〜って思うだけでもワクワクです。
二日目にしてこんなに引っ張ってしまった。
二日目まだまだ、書きたいことあるね!
新天地創造とか、ナスタチュームの話とか、爆釣釣りの話とか...
でも、今日はこの辺で...
続きはあるのかなぁ〜
  《村長編 5月8日のブログより》「荒れない入り江」
 まだ、肩が微妙に痛む・・・
身体の機能は、脳みそを残し正常になりつつある本日なのです。
そうそう、今日はイチゴが真っ赤な実になったので、もぎ取って初収穫したのだ。
良いね。こういうのも。
と言うことで今日も西伊豆二日目が続くかも?

西伊豆に行ったら、お日様の昇っている内は、それぞれやりたいことをやる事になっているらしい。
なので、今回は隊長とkeigoさんとA本さんとノムさんと私の5人でキャンプ地から隣の田子まで歩いたわけである。

この日は風が強い!
カヤック!?やる気無いねぇ〜ってのが本音・・・
でも、強風に翻弄されているのはキャンプ地での出来事、深い入り江を持っている田子では、そんな日でも平穏そのもの・・
  何時もキャンプ地から岬を越えてやってくる。浜も平和そのもの...
だったら、こちらをベースキャンプにしてと言うのがkeigoさんの意見であったりもするのだ!
状況は絶対的に良い!
来年からはここがベースキャンプの地となるのか? 
  スロープだって、こんなに良い感じです。
水は透き通って綺麗だし...
田子は、キャンプサイトと比べて、漁村ののんびりとした感じが良いですね。
キャンプサイトは、色んなところから集まってきた人達で結構過密な状態にも思えるのだけれど、田子の方のが結構のんびりしてるんじゃないかな?って感じで す。

話は横道にそれているような、それていないような...
 
 山越えして、山菜がどのようなものかまったく理解していない私にも、葉っぱが辛くてハーブとしても重宝されているのを知っているヤツがあるんだな。
これだけしか自慢できないんでチョッと悲しいのだけれど...
とある、場所にナスタチュームがこの時期でも一杯花を付けている場所があって、そこにたどり着いた時には、この葉っぱ食べてみて!食べてみて!って感じで 無理やり食べさせるのが私の得意技!
わさびの味がするでしょ!ってのが私の得意技なのです。
でも、今思えば、花は一面に満開に咲いていたから花の方を食べた方がもっと良かったかもしれないなぁ〜って思ったりするのだ。

そんなことを書いていると2時を過ぎてしまいそうなので、一気に”さかなや食堂”ネタへ・・・
田子への山越えを終えた一行は、お昼も過ぎ腹ペコである。
う〜、眠い、内容をはしょって、と思うのだがこの部分は大いに大切なのである。
さかなや食堂との出会い!
偶然にして、チョッとだけ怪しい食堂なのだ。
このネタは、一昨日までは触れまいと思っていたのだけど、ここまで深入りしてくるとはずせなくなってしまう。
腹ペコ五人衆が居ました。
手っ取り早く見つけた。”さかなや食堂”へ...
私は、やっぱ”さかなや食堂”だから、その名まえの付いたの”さかな天丼”というのに引かれたのだ!
こいつしかねぇだろ!ってその時はそれしか見えなかった。
A本さんは焼き魚定食らしきものをそして、残り3名は”刺身定食”を注文したのだ!
普通なら3名が”刺身定食”をそして残る...となるところなのだろうが、主体はあくまでも私なのだな!
まず、コップに入った水が来た!
山道を越えてきた我々にとって、これほど旨いご馳走は無い!
ゴクゴク、チョッと冷えた水は旨い!
ひじきを佃煮風の味付けされたものと、おしんこがお通し風に出てきた。
ひじきは採りたてを湯がいたようで美味しい!
しばし待つ・・・
そして、待つ・・・
もう一つ待つ・・・
一番最初にやってきたのは私の注文した。”さかな天丼”ご飯の上にキスのてんぷらが三つ乗っかってて、程よい甘みの出汁が掛けてあって、とても良い感じに 仕上がっていて満足なのです。
次はA元さんの焼き魚定食?
こちらはドーンと旨そうなアジの開きと...その後見てないので解らないけど...
そして、次なる刺身定食の時に異変が!
待ち時間も長かったし...
刺身定食を注文した面々の前に、まずはご飯!定番ですなぁ〜が運び込まれ。
そして、お味噌汁良いですなぁ〜
次に来たものが、アジの開きだったのです!
これには、一同目が点!!!
刺身定食を注文していた、3名は動揺を隠せなかった...(私はしっかり見た!)
え!アジの開きのことをここでは刺身というのか?
私も、思った!
いや、日本国中、アジの開きは、干物であって、アジの開き以外の何者でも無い!
刺身定食をたのんで、アジの開きが出てきたら、アンタ!どう思います!
お刺身凍っていたそうです。
そんな、こんな、がよいのです。
  これが,刺身定食の全容です。
因みに、ネットで検索すると”さかなや定食”さん結構評判良いです。
但し、選択したメニューに落とし穴があったようです。

このお店で一番のお勧めのさかなはアジの開きだったのか?
向かいのお店で全く同じアジの開き売ってた。もしかすると刺身も売ってって、注文があったら買いに行くという連携プレーなのかもしれない? 
 ここまで来たら歩いては帰りたくない!
私が言い出したわけではないのだが、そこは連係プレーで、キャンプサイトに残っていたsatazuさんを呼び出して、車でもどり。
釣り部の隊長、A本さん、私の3人で田子へ引き返し、釣り三昧!
田子漁港は魚影が濃い!
何てったって、底まで見通せる海の底、その間に魚達が一杯泳いでるわけで...特に私のターゲットはブルーのスズメダイだったのだが...
隊長とA本さんが仕掛けを作っている間、不精な私の竿にはもう昨年使ったオモリと針はしっかり残っているわけで、餌をつけて海に放り込めば、直ぐに当り!
直ぐに当たるということはその後、それはそれで困ることにもなる。
釣れる!釣れる!但しつれるのはネンブツダイばかり...
私が釣りたいのは、コバルトブルーに輝く小さい魚のだ!
結局釣れずじまい...
A本さんが違う魚が居るということで水門の方へ移動、ここには、さっきのところとチョッとばかり違うのが居る!
居るが、さっきのやつらほど食い気がないのだ、目の前に餌があっても、見えないかのように通り過ぎる。それでもここでそいつらを苦労して、2匹ほど吊り上 げチョッと離れてメバルを釣り上げそれなりに楽しい釣りを満喫。
帰ろうとした時に、釣りをしていた場所から程近い場所に止めてあったA本さんの車へ向かう途中チョッと遅れ気味の隊長が迷子になりかけたという事は、ここ だけの秘密にしておこう・・・

まだ2日めが終わらないんですけど・・・
《村長編 5月8日のブログより》 「野良うどんデビュー」
 愛娘あひるのさくらは、毎日うどんを食べています。
察するにさくらの、一番の好物はワカサギ、二番目がうどん!
私の作ったうどんの約35%位をさくらが食べているのではないだろうか?
西伊豆野良話はまだまだ続く...
   世の中うどん打ちに興味を持って自分で少し打てるようになると、それを何処かで披露したいという気持ちに なるもので...
当然犠牲となるのは、怪しい仲間なのであります。
自宅では、もう何回も練習に練習を重ね。絶対的な自信(←この自信がマグネチュード7.3位になるから怖い!)を持って、メモ用紙を見なくても作れるよう になっているのだが、なにぶんキャンプサイトで作るとなると、勝手が違ってくる。
一番の問題は、周辺に色々な人が要ることである。
初めて周りに人が入るってのは、変に緊張したり、やり方を間違えたりするもんなんですよね。
中には写真撮る人も居ますし・・・
 うどん作りで一番大切なのは!
水回しだと思うのですが、それが今一上手くいかなかった...
外だと乾燥するのか、水の量を間違えたのか粉っぽさが残ってしまった。
生地は寝かせて置けばそれなりに、それなりになるものです。
この写真は伸ばしている時のものなのですが、皆で見てます。
特に腰に手を置いて見ている方は、うどん打ちの大先輩、師匠のコースケさんだから緊張度は頂点に達するわけでして...冷や汗たらたらかきながらやってま す。
いつもだったら、均一で、綺麗な長方形に伸ばせるのだが...(笑)
厚さは凸凹で、長方形というには程遠いいびつな形になってしまった。
それでも、茹で上げたものは、一応うどんの体裁を整えており、コースケさんからも合格を頂いたので、心の中で小さく”やったね!”って思ったわけで・・・

一番私の作ったうどんを心待ちにしていたのは、誰かというと、絶対さくらだと思う。
写真の右下隅っこにお尻だけ写ってるのだが、多分早く作ってよね!ってこっちを見ていたのだと思う。

茹で上がったうどんを長いまま目の前にチラつかせると、首を最大限に伸ばし、バクバクと一気に喉に流し込んでいく様は、それは作った私としてはとても気持 ちの良い食いっぷりなのです!

 
  日本一美しい夕日が沈む。  そして、夜会は時間を消し去ってしまた。(まあ酔っ払って記憶が無くなったってことですけど・・・)
 《村長編 5月11日のブログより》「スタンドバイミーの曲に乗せて」
 西伊豆の話もここまで来ると、事象の時間と空間が混沌としてきくるのである。
当然創作あり、空想と幻想が交じり合ってくるのだ!
今更という感もあるのだが、一応断っておかねば...
えぢそんさんが、三つの風を連れて来た!
沢山の目に映ったものが・・・

そう、スタンドバイミィのメロディーを知ってますか?
知ってたら、エンドレスで頭の中で流してくださいな。

夜が明けたらしい...
そういえば、記憶の遠い隅っこの小さなところに...
明日、天窓洞行くとか何とか...
そんなの、早起きしなきゃ行けないし...
いったい、今何時なんだ...
テントの中でもうろうとする頭で考えた。寝よう!それが良い...
でも眠れなかった。
  まるで、夢遊病者のように、身体が勝手にダッキーを膨らませ、ウエットスーツ着て知らず知らずの内に漕ぐぞ!という体制になっていた。
そして、早く行こうよ!って思っていたのには、はっきり言って驚いた。

船出の時...

大船団である。
目指す目的地はここからはまだ、影も形も見えない、昨夜まで続いた暴風のため波は立っているものの、ダッキーだからこのくらいだったら全然平気... 
    天窓洞って一体なんだ?
凝灰岩でできている海触洞くつらしい。
とてもデカイ海の中の?洞窟の中に海が入り込んだ?洞窟である。
そして、洞窟の天井が抜けて天空へと続く大きな天窓があるのだ!
まあ、見てみるのが一番早いのだが、このブログにはそれを、理解しやすい写真は無い!

洞窟だから薄暗い。
そして、海がありカヤックで漕いで入ることが出来る。
入った人は、その美しさに心を引かれる。
カヤッカーだったら、一度は行ってみないと!
   洞窟の先には、浜辺もある。
遊覧船さえ入ってこなければ、ここから泳いでトライする事も可能なんだなぁ〜って漠然と思う。
カヤック乗りの私としてはヤッパ、カヤック漕いで好きなだけ、天窓洞探検するのが一番楽しいわけで・・・
   大きな自然に包まれると、人も小さく見えますね。
何故か、私にはガンバの冒険が頭に浮かんでしまうのだが、話は先に飛ぶが、午後の風で必死にこいでる姿はまさしくそれだった。
しかし、ここにあるのは、大きな岩の割れ目と碧い海と小さなカヤッカーの集団なのである。
   天窓洞を制した面々
みんな、良い顔してます。
   時には岩が語りかけてくる。
”お〜い、なにしにきたんだ。そこの小さいの・・・”
”まあ、楽しんで行けや・・・”
私にはそう聞こえる。
岩の表情は、その時の陽光で色んな表現を見せてくれる。
その時、その場所で、だけ味わえる光景なのですね。
写真に収めたのは誰だ?
沢山の方々の写真から色々持ってきているので、誰が写したものなのか解らないが、とても素敵な一枚です!
 そう、何の予告も無く午後の部へと突入してしまった。
キャンプサイトから海を見て左方向、方角にして南側に位置するのが、天窓洞で、右側、来た方向に位置するのは田子漁港&小洞窟の世界...

前日吹き荒れた風による波も、小洞窟群への影響は殆ど無く、私の大好きな真っ暗闇の洞窟探検もスーパーキッズと一緒に探検出来たことがとても楽しかった。
小洞窟探検は、海の状況しだいで殆ど近づけなかったり、内部へ入るトンネル部分で波が増幅されて危険な事もあるので、今回はとても幸運に恵まれていたと思 う。
何と言うか、チョッと変な話なのですが、この洞窟探検...何時も入る時には怖いなぁ〜、入るのいやだなぁ〜、やめとこうかなぁ〜と思うのですが、何故か 西伊豆に来たらこの中に入らねば!
怖い物見たさ?いや、チョッと違うな。
自分にとっての弱い部分の克服みたいな、まだ大丈夫!まだ行ける。って勇気付けみたいな度胸試し的な意味合いがあるのかもしれない。
来年もこの中へ...
    写真は、普通のトンネルだけれども、ようはこのトンネルの先が太陽がサンサンと輝く海ではなく、このトンネルの先に広くて暗いいホールが待て居ると思えば 何となく、このトンネルも遠い昔はそんなんだったのかもね。
それにしても、スーパーキッズと一緒の旅は楽しい。

彼は言う”泳ぎてぇ〜!”
良いなぁ〜そういうのって!と思うのだ!
  スーパーキッズ!?
まあ、下の写真を見る限り、そんなイメージは無いやなぁ〜
ところが、何となく私は風をイメージしたのだ!
何故か・・・ 
   カヤックを漕いで上陸すると、猿になる。
三人そろって、猿になる。
一人が岩に登れば、みんな登る。
私はというと、昨日の酒がぶり返してきて、とても気持ち悪いぞ〜って感じでダウン!
ここまで来る間にいやらしい、うねりが胃を直撃して...
気持ち悪いぞ!だったのですが...
風達は元気なのだなぁ〜これが!
   無心になる。
一つの物事に集中できる時間がもてるのも、この時だけかもしれない。
隊長は、このポイントで、自分だけの世界にドップリ浸かっていた。
足元には、釣り針に付いた餌をつついて取って行ってしまう魚達が見えているのだ。
時の経つのを忘れて没頭する気持ちもよく解る。
後でわかったことなのだけれど、ここで釣った獲物は、小さいフグ一匹だったという事実。
それでも、苦労して釣り上げられれば満足できる物である。
   遠景では、こんな光景が...
大きく真っ白い大きな岩肌がそびえてっているのだな。
そして、そこには米粒のように見える。スーパーキッズ達が...ハラハラしながら見ているのは、大人達である。
まあ、本人達にしてみれば、何と言うことも無いのだろうが...
そんな時は自分で登ってみるに限る。と今思った(笑)
 そろそろ、閉めにかかるか...
この後、キャンプサイトに帰るのに海が荒れて田子に行っていた。コースケさん&隊長とA本さんは田子上陸陸路でキャンプサイトへ...
そして、海上を選択した我々も、荒れ狂う海と向かい風に翻弄されヘトヘトになって何とかキャンプサイトへ...
この状態で洞窟探検は不可能だから行きに行っていてよかったと思ったのだ。
なんせ、チョッと沖をフライ(リバー艇)を漕いでいたsatazさんの姿が波の底に入ると消滅するような状況となっていましたからね。
西伊豆はこういうのもありなんですね。
閉めにかかれないかぁ〜
いや、閉めるぞ!
この後に夜が来て、朝が来て、昼が来て、もう一度夜がきて、次の朝総てを撤収して帰宅の途についたのである。
 【番外編順不同】
   たこ焼きを焼くコースケさん
うどん打ちのコースケさんなのですが、今回は私がうどん部門を奪い取ってしまったので?たこ焼きを焼いています。
このたこ焼きが、また旨いんだなぁ〜!!!
外側はカリカリに焼けてて、中はつゆだくで、油断していなくても口の中に不用意に放り込むと口の中火傷をしそうなくらい熱々で...
これを何時も作ってもらうには、私がうどんはうどんの方を引き継ぐしかないかなぁ〜ってね。
   リバー艇フライで警備に当たるsatazさん
海上で皆が安全に楽しめるようにと見守ってくれてます。
その先には、新天地に上陸する私達が見えます。
   海の上のコースケさんです。
今回は、木の舟を二つ持ってきました。
こちらは、安定性の良いほうの艇?
だとしたら、私も乗ってみた、安定性は、まあ、有る方かな?
私の感覚と、コースケさんの感覚とのチョッとしたギャップもありますので何とも言えないのですが...
   泳ぎを楽しみに来る人もいます。
ここの海だったら、私だったら通常クロールで毎回呼吸を入れるところ、海の中の様子が楽しくて呼吸を忘れて酸欠状態になって、ブファ〜ってくらい愉しい海 なんですねぇ〜
シュノーケリングも楽しいですよ。
   透明度の良い海では、コロコロしたくなるわけでして、フライを借りてさくらをお供にロールなんかして楽しんでみたりするわけなんです。

水温は低く、みんな冷たいというのだけれども川の冷たさと比べればロール練習では温水プールで練習しているようなもの、それと、透明度抜群で海の中が綺麗 に見れるのは最高に気持ち良いのです。
さくらも何やってんの?って感じで見てくれてますし...
   スーパーキッヅ諸君にもうどんは好評の様子。
これを、自分達のベストポイントへ行って食うのだが、大人知らない子供達だけの世界が色々な場面であるようで良いのだな!
   うどん
まあ、今回の西伊豆の数あるテーマの一つがうどんなのです。
コースケさんのお釜で茹で上がったうどんは旨そう!
実際に旨いのだ!
食べたことの無い人は食べてみてくださいな。
   オレの釣った魚だぁ〜
魚ってどれ?
見えないぞ!
でもね、針の先に食いついたネンブツダイがチャンと居るんだな!
   仲良しのA本さんです!
良い顔特集編です。
   カヤックの上のスイマー&キッド!
良い顔特集です。
   写真を沢山撮ってくれたkeigoさんと風をつれてきてくれたえぢそんさんです
良い顔特集です。
   隊長は焚き火見ながら寝るのが...
でも、悩みは多そうな多そう...
その後ろで楽しそうな顔してるのは私ですなぁ〜
良い夢見てくださいね。隊長!
   最後に、私の良い顔です?
腰痛いぞ〜って、顔してるし、元日本兵みたいだけれど、良いんです。

西伊豆日記書き終えた今の表情にピッタリかも!
《ビール艦長編5月4日のブログより》「フライ、あわや流失のこと」
 4/30西伊豆某所は風が強かった。しかし一緒に行った会社のN君はこの日と翌午前中しかいないので、Keさんセビラー(安定性のよいインフレータブル)に 乗せ、私は9号A氏のフライでついていた。風が強い場所、弱い場所いろいろあるが、セビラーで湾内にいれば初心者でもそれほど問題はない。
 若いせいかそこそこ漕げているが、狭い湾内でそれほど行ける所もなく、飽きてしまうのではないかと思い、フライに試し乗りさせてみることにした。
 沈は想定内、倒れてもセビラーで押して戻って来ることができると思っていた。漕ぎ出すとしっかり直進していく、そこそこの沖を岸平行にけっこうまっすぐ進 んでいく。さすがと思いつつターンして戻らせようとした。一発で沈、人は泳がせ想定どおりセビラーでフライを押して岸へ戻ろうとした。
 とひっかかるところがなく、押し応えがない。バウかスターンのどちらか(忘れてしまいました)に水が入り、北に向かって斜めに立った状態になっている。 ひっかからないので、乗り上げる形から押し出すようにとコントロールしようとする。しかし強い南風の中なので、北へは向かうが、岸(東側)へはあまり向か わない。それでも少しは向かっていったと思うのであまり慌てていなかったが、岸に近づく前に北よりの小さな突端付近(前エントリの写真で右側に小さい崖が みえるところ)のサーフゾーン(波が砕けるところ)に巻き込まれそうなところへいってしまった。さすがにそこではあせる。フネの斜め方向を南向きに変え、 セビラーで乗り上げる形にし、なんとかサーフゾーンに入れないようにすることはできるが、すぐに北向きに回ってしまってまたサーフゾーンへ向かってしま う。何回か繰り返すうちに、岸からは離れてしまっていた。このまま頑張ってもこちらが力尽きるだけだろうと考え、一旦フネをリリースして岸へ戻る。どこへ 流されるかわからないから、半ばあきらめ、いくらで弁償しようかなどと考えていた。
 上陸すると、Keさんが二人でいけば、ロープを結んで引っ張ってこれるのではと言ってくれる。実はそのように怒鳴っていてくれていたようだが、まったく聞 こえなかった。
 準備をし、小さな突端部分を抜ける海食洞窟を超えると、4,5mくらいのところに漂っているのが見える。でもそこもサーフゾーンでそう簡単に近寄れない。 近寄ろうとし、砕ける波に阻まれるということを繰り返すが、見ていると波が砕けない時間も少々ある。そこを狙って近づき、スターンのKeさんがうまくフラ イに寄れるような向きの調整などで、しばらくとどまる(その間にも2,3回砕ける波をやり過ごしたと思う)。そしてタイミングをみてロープを結ぶように最 接近すると、運のいいことにしばらく波は砕けなかった。そこからまたちょっとの距離を洞窟まで戻るが、その間にも2,3度は砕ける波を縦からうけるように してやり過ごす。Keさんは後ろにいて、バウの私が落ちてくるのではないかと思ったとのこと。
   それでも、けっこう重いものをなんとか引っ張り、洞窟を抜け、岸へ帰還。無事に回収することができた。
 よかったが、まずあのコンディションで、初心者をフライに乗せたことは、完全な判断ミスだし、押して戻れると考えたのも、完全に間違えていた。サーフゾー ンの中の回収はちょっと間違えば、けっこうな事故になっていたと思うし、よく反省しないといけない。
 左は翌朝、波が治まっているときに撮った回収場所。この3,4倍の波が立っていたと思う。 
《ビール艦長編5月5日のブログより》 「今年の西伊豆」
   前記事のとおり、風にやられているところ多い。一日目N君がセビラーに乗っているあたりはまだ平和だった。
   その後、フライ救出シーンがあった、Keさんの撮った写真を入手したので載せておく。
   そして夜はKe、Ku、村長、N、私と5人でテント宴会、風が夜になってもおさまらず外にいられなかった。さくらがテント入り口で待機している姿がけな げ。
   翌朝、隊長始め多くの人がやってくる。

ただ二日目も海へは漕ぎ出さず、田子へのハイキングが主体になった(村長ブログに書いてあります)。私は SKさんとちょっと漕ぎ、午後はシュノーケリングをした。夜は風も治まり、焚き火もできた。SKさん漕ぎ出しシーンは下写真(湾内は荒れていなかった)。
   シュノーケリングは昨年冬にダイビング用品店で買ったウェット地の服だとそれほど冷たくなかったが、浮かんでいたら酔ってしまった。しったかを少し拾う。

次の日Edさんが子供(自分の子+その友達)を連れてやってきた。この日の朝は風がなく、天窓洞へもいけた。
   その後田子方面にも漕いでいけた。
H氏がモリでウツボをついた、さすが漁師の息子と感心したが、その後は駄目だったらしい(いい気になって深くもぐりすぎ、調子を崩してしまった:ウツボも 捕り込めず逃がしてしまった)。
   田子手前の岩場に上陸してしばし遊んでいた。大きなしったかが拾えるところだが、ウェットやシュノケーリングセットを持ってこなかった。そこの波がかかる ような岩場の上で子供たちがはしゃぐ様子がよい。

 H氏も本当ならここで突いたらよかったのだろうと思う(なぜかシットオンに乗りたがらず、泳いで出たので浮島すぐ北の岬を越えたあたりにだけいた)。
しかしここからの帰りはもう風が強く、ちょっと辛かった。この日もフライが借りられたので、それでいけたのが助かった。アセンテではかなり怖かっただろ う。
  午後、ちょっと竿を出すが、何も釣れず。持ってきたから使っただけで、ほとんど期待していなかったから、特にがっかりもせず。夕方、風もやみ、夕日がきれ いだった。ペンタックスでなく、オリンパスデジカメで撮影してみる。
夜は竹の子ごはん係りになるが、炊き上がらない。6号なんて多すぎたと思う。途中で何回もふたをあけてしまったが、かなりの時間上のほうは生米状態だっ た。それなのに焦げ臭く感じるので2,3回水を足してしまった。結局相当な時間をかけて炊き上げたのは上層の一部はそれなりに食べられるが、中層はおかゆ に近い状態、そして底近くは相当焦げていた。隊長は待ちくたびれ帰ってしまった(翌朝から用事あり)。翌朝、相当部分を処分してしまうことになる。再挑戦 を誓う。
   3日朝、自分もこの日で帰るが、Edさんカニカゴは気になる。二人であげにいってみたら、カゴの中には白い見慣れないものが入っているのみ。
なんのことはない、もつが溶けて残っているだけだった・・・・・

その後、片付け 昼近くなってから帰路についた。箱根越え、厚木小田原で16:30くらいになってしまった。厚木小田原出口直後と昭和橋手前は抜け道が使 えそうなことが後から判明。
恒例!西伊豆野良生活。 今年の報告は艦長と村長のブログから!!2010.5.1〜5.5
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