DRIFTING ON THE NAKAGAWA
2001年5月初ツアーから数えて11年目のツアーは原点回帰のコースで 2011.5.28〜29
 昨年2010年の河原忘年会での焚き火談話である。
隊員「つっぺり隊ってもう結成してどれくらいになるんでしたっけ?」
隊長「え〜と,確か2001年の5月が最初のツアーだったと思うけどなあ,」
隊員「それじゃあ,今年が結成10周年の年だったんじゃないですか?」
隊長「そうだよ!今年は記念すべき年だったんだよ!なのに誰も気づかず,年の瀬になって気がつくなんて!」
隊員[いいじゃあ,ないですか。つっぺり隊らしくて。ま,来年11年目突入ということで,なにか記念になるツアーでもすればいいんじゃないすかあ。」
まったく,隊長も隊長なら,隊員も隊員である。
というわけで,今年の5月場所は,「原点回帰」をコンセプトに,つっぺり隊として初めてツアーを行った那珂川の下流を下り,思い出のキャンプ地である那珂川大橋のたもとでキャンプをすることになったのだ。
 天気もつっぺり天気で,雨の予報。集合場所は那珂川大橋。参加者は,隊長,ビール艦長,無謀松,ゴステロの各隊員に,隊長の職場の同僚2名。餌食として参加させたこの2名がカヌー初心者のため,コースを短縮し,大瀬〜新那珂川橋とした。
 大瀬まで移動し,新人2名TとAには,つっぺり隊の良心と言われるビール艦長が簡単なレクチャーを行い,記念写真を撮って出発する。
 新人T&Aともに,下りだしてすぐに「これは癒される」「うわー,大自然!」を連発。すっかり川下りの魅力に取り憑かれる。何とか沈をさせて,本当の川の魅力を教えてやろうとするが,この下流コースではいかんともしがたく,まったりとした川下りを堪能したようであった。
昼食後,新人にここなら流れがないから大丈夫とポリ艇に乗せ,味を占めさせる。
 新那珂川橋には2時間ほどで着いてしまい,まだ時間があるからと,那珂川大橋まで下ることにする。途中で,新人にはうまいことを言ってだまくらかし,最後の沈チャンスとポリ艇に乗り換えさせる。しかし,波穏やかで,全員ノー沈で思い出のキャンプ地に着いてしまったのであった。
 雨も降り出してきたため,那珂川大橋の下で野営。早速夕飯の支度にとりかかる。正しいキャンパーterra隊員が合流し,それまでのホームレスキャンプから正しいキャンプへとややグレードアップする。新人には入隊の儀式として,十八番料理を披露させる。42号塚ちゃん,43号絢ちゃんの誕生である。
 翌朝は,雨も上がり,まったりとした朝食をとって解散する。11年目に突入しても,何にも変わらないいつものつっぺりツアーであったが,それでいいのだ。何年経っても何も変わらない。何も進歩しない。それこそ,つっぺり隊の最高の魅力だと再確認できたツアーであった。
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