12年目に突入したつっぺり隊。恒例五月場所は聖地宮原に隊員が集結。隊長,ビール艦長,kei-50,無謀松,村長,ろーたす,ゴステロファミリー&お隣さんの総勢11人。天気も上々。 | ||
川下りコースは,久しぶりに宮原から下流を下りたいという隊員と,上流の無謀松の瀬は外せないという隊員に希望が別れたため,多数決で宮原〜大瀬に決定。ゴステロファミリーの次女ゆうちゃんは3歳で川下り初チャレンジであるが,後に,この子がみんなの感動を誘うのである。 | ||
久しぶりに下る宮原下流は,昨年の台風と河川工事で結構流れが変わっており,ほどほどの瀬があるものの,穏やかな川下りを味わうことができた。何もない河原でのカップラーメンも美味しい。 | ||
クライマックスは突然訪れた。ビール艦長が瀬遊びをしているところに,村長艇やゴステロ艇も近寄り遊び出したのだが,ゴステロ艇が下流側で流れから外れようと横を向いたとたん,船が大きく傾いて沈をしたのだ。 やった!沈だ!といつもなら喜ぶところだが,ゴステロ母の「助けてー!」の悲鳴。近づくと,父と母の間に乗っていたはずのゆうちゃんの姿が見えない。まだ,水面下にいるのだ。 これはまずいと,慌てて全ての隊員が漕ぎ寄り,救助活動を開始する。すぐに,ゆうちゃんはゴステロ父に抱きかかえられて水面に顔を出す。父がゆうちゃんを離さず捕まえてはいたのだが,何かに引っかかりすぐには水面に引き上げられたかったらしい。 まず,ゆうちゃんを村長艇に引き上げ,ゴステロ母は船に捕まらせたまま岸へ運ぶ。父は自艇に再乗船し,照れくさそうに岸へ。 あわやゴステロファミリー一家離散の憂き目にあうところであったが,とりあえず,全員無事に救助できやれやれとほっとした時に感動の場面が訪れた。 助け上げられた時には泣いていたゆうちゃんが,父に抱きかかえられたときに発した第一声が「お父さん,大丈夫?」だったのだ。 初めての川下りで沈をし,水面下に投げ出され,相当怖い思いをしたであろうに,また,父が無理な瀬遊びなどしなければ,こんな目に遭わずに済んだであろうに,まず,父を気遣う声かけをするとは,まさにあっぱれな娘である。隊員全員が感動の涙を流したことは言うまでもない。ワハハ。 帰宅後の父の弁明の書き込みを紹介する。 いやはや、いろいろお騒がせしました。まさかマリブツーに乗っていてつっぺるとは。 みなさんレスキューありがとうございました。川を舐めたらあかんぜよということ再認識いたしました。 帰ってきて下の子に、またカヌー乗ろうねと聞いたら「嫌だ」と言ってることは内緒です(笑)。 |
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その後の川下りも,ゆうちゃんはピースサインで乗り切り,大瀬にゴール。焚き火宴会でも主役だったのは言うまでもない。乾杯はもちろんゆうちゃんに合わせて。それに負けじと,姉のななみちゃんも村長とフライドポテト作りに精を出し,みんなに配って歩くサービスを。夜には歌舞伎やす隊員夫妻も駆けつけてくれ,焼きエイひれで盛り上がる。 | ||
翌朝は,のんびりと過ごす。村長とゴステロ娘達が川でさくらと水遊びをする。穏やかないい光景だ。天気も素晴らしく,気分爽快である。今年の五月場所は大いに楽しませてもらったゴステロファミリーに感謝である。 |