DRIFTING ON THE NAKAGAWA
 つっぺり隊が西伊豆で野良ツアーを始めて10年目。最近の浮島海岸は,まるでワシらのキャンプを邪魔するようにごろた石がごろごろしていて,テントが張りにくい。
 そこで,5月2日から先発隊として現地に向かったkei50隊員と無謀松隊員に,新しいキャンプ地として田子湾が使えないか,偵察指令を出したのだ。田子湾なら,入江になっているので,外海が風で波が高くても,湾内で船遊びができる。しかし,キャンプ地は1カ所しかないため,相当混雑することが予想される。そこで,場所を確保するためにも,斥候として2隊員を派遣したのだが,結果は転地失敗。キャンプ地が風の通り道となっており,風が強すぎたこともあったが,最大の原因は,この二人の騒ぎ声が大きすぎて,すぐ隣の民宿からひんしゅくを買う恐れがあったためだ。
 結局,夜の内にいつもの浮島海岸に二人は移動し,翌日から集まる本隊を迎えることとなったのだ。
 3日は,岐阜支部長ライダー秋本が早朝入りし,ゴステロファミリー,えぢそん父子,隊長,富山支部長ビール艦長,ダメ人間fifi夫妻と続々と隊員が集結する。海が荒れていたため,先乗りした隊員たちは,山登りをして楽しむ。
 浮島海岸から眺める夕日は,やはり最高である。ここをキャンプにする大きな理由の一つでもある。海に出られないため,明るいうちから酒宴が始まり,だらだらと焚き火ナイトに突入していったのだ。
 4日になっても風はおさまらず,外海の波が高いため,車で田子湾に移動して船を出すことに。隊長は,インフレ−タブル,ファルト,ベニヤ船とあまたの船を手に入れてきたが,膨らますのも組み立てるのも面倒くさくなり,とうとうポリ艇を購入。その進水式をカルピスで行う。対岸のコースケ浜(コースケ隊員が置き去りにされたことからワシらが勝手に読んでいるだけなのだが)まで一漕ぎし,そこでしばし子供らと遊ぶ。無謀松隊員は,初めて買ったドライスーツに興奮して泳ぎだし,船をひっくり返し始める。
 その後,湾内を探索がてら,洞窟巡りをしたりして,まったりと過ごしたのだっが。
 夜になっても風は止まず,焚き火もままならない状態だったが,焚き火のないつっぺりキャンプはあり得ないと,四苦八苦しながら火を燃やす。隊長は夜帰宅。
 5日は,松崎町の長九郎山に登って1日過ごす。今回の野良ツアーは風に影響された内容であったが,それでも西伊豆は十分に楽しませてくれた。場所は変わらずとも,当分止められそうもないのだ。
転地失敗!やっぱり野良生活は浮島海岸!西伊豆野良ツアー 2013.5.3〜5.6
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