那珂川つっぺり隊

隊員81号陽ちゃんの提案により(単なる言い出しっぺ），つっぺり隊初の東京運河漕ぎを行った。陽ちゃんは神田川を漕ぎたいと言い張っていたのだが，調べてみると，東京の運河や川はほとんどが護岸されているため，水面へのアプローチがままならないことが分かる。唯一見つかったのが江戸川区の大島小松川公園であった。　ここは，カヌーポートも設置されており，川岸もかなり親水公園として整備されているので，ここをスタート＆ゴールとして運河下りをすることにした。




まずは，旧中川から北十間川を漕いでスカイツリーを目指した。旧中川は思った以上に川が綺麗でびっくりする。両川岸のビルの中を漕いで行くのはすごく新鮮な感覚であった。



十間川に入ると，かなり運河という感じが強くなる。しかし，すぐにスカイツリーが正面に見え始めると，感動が高まる。スカイツリーをこの角度から見ることが出来るのは，カヌーイストの特権であろう。

スカイツリーからは，横十間川を漕いで，クローバー橋で何とか船を引き上げ，昼食をとる。公園の端で焼きそばを作るのは明らかに問題であろうが，まあ，ホームレスと大差ない連中なので見逃してもらいたい。


クライマックスは，小名木川から隅田川に出る間にある扇橋閘門であった。パナマ運河と同じ方式で，水位の異なる川をつないでいるのが閘門だ。中に入ると，係の人がスピーカーで案内してくれる。前後の門が閉じられると，一気に水位が上がはじめるのは，なかなかの迫力であった。　しかし，運河漕ぎの問題は，流れが全くないことである。全て漕がなくてはならない。隅田川から大島公園まで漕いで戻ったと木には，かなりバテバテであった。やっぱり流れのある川にまさるものはない。自然の川のよさを再認識できたバトルであった。