DRIFTING ON THE NAKAGAWA
転覆隊本田隊長、軍曹朝比奈、ジャグジー宍倉、赤門佐々木隊員登場!05.10.29〜30
「約束は果たす!」
 2001年から始まった転覆隊ファンの集い。そのときに転覆隊本田隊長から「5年続いたら行ってやるよ」と言う約束をもらっていたのだが、その5年目のファンの集いがやってきた。

 しかし、奇しくも今年の転覆隊は、隊長休隊宣言から始まり、本田隊長が家庭の都合で今年のバトルには参加しないというのだ。

 不安と期待の渦巻く中、本田隊長から「約束は果たす」という言質はもらっていたのだが、果たして転覆隊はやってくるのか。約束は果たされるのか。
ミニバトル−烏山〜大瀬
 会場は、転覆隊が初めて那珂川を下った時の出発地とされる烏山の宮原。ワシらが勝手に転覆隊の聖地と呼んでいる約束の地である。

 到着すると、そこには第5回転覆隊ファンの集いの横断幕がどーんと張られていた。
 『熱烈歓迎!転覆隊偏愛集団御一行様』

 こんな酔狂な垂れ幕を作る奴は、秋田支部奴隷4.1号畠山しかしない。案の定、残業と称して会社のマシンを使って夜な夜な作成したとのこと。まったく何てうれしい奴だ。
 早速新車1010(テント)号に目一杯積んできた薪を下ろし野営の準備に取りかかる。今夜の薪は某小学校で伐採した校庭の桜の木である。最高の焚き火で転覆隊を迎えるのだ。
 つっぺり隊料理長ことのすけ隊員が秋田で仕込んできたちまきで腹ごしらえをし、恒例のミニバトルに出撃した。  バトル参加者は17人。いつもの出発地の八溝大橋はしかけができて舟が出られないというので、急遽宮原〜大瀬をゴールにする。  この日のためにわざわざ大阪から駆けつけてくれたバカボン野中さんは3年ぶりに組み立てたという赤のボイジャーで出撃したが、面倒だというので、側面のエアー袋を付けていない。実においしい被写体である。
 案の定、沈第1号はバカボン野中さんであった。釣り人を避けようと消波ブロックにぶつかり、あっけなく沈。

 新人の菊地君も川下り2回目でいきなりポリ艇に乗せたので、何にもないところでバランスを崩し、沈。彼はこの後延々と流され、岸に上がれず疲労困憊する羽目になる。
 しかし、感動的だったのが、ことのすけ父娘であった。舟が消波ブロックに乗り上げ、バランスを崩しそうになると、すかさず父は舟を立て直そうと舟外に降りようとしたのだ。  しかし、自分がバランスを崩し、そのまま川に落ちてしまい、結局舟につかまりながらそのまま流される羽目に。さすがつっぺり隊である。  流されながらも娘を助けようと必死に舟を岸に着けようとする父を尻目に、娘はカメラにポーズをとっている。何とすばらしい父と娘であろうか。感動なくしてこのシーンは見られないのだ。ワハハ。
転覆隊登場
 宴の準備をしながら、本当に転覆隊は来るのかと待ちかねていると、ついにやってきたのである。転覆隊本田隊長と軍曹朝比奈隊員の2人が拍手を浴びながらの登場である。「ずいぶん集まっているなあ」と2人とも驚いていた。うれしいことである。  早速、バカボン野中さんの乾杯の音頭で乾杯をし、ファンの集いが開幕した。  続いて、遅れてやってきたジャクジー宍倉隊員が登場したところで、2度目の乾杯をつっぺり隊隊長(ワシ)の音頭で行う。「またCM出さしてくださいねー」とすかさずアピールをしておくワシ。
「この垂れ幕よく作ったねえ。誰が作ったんだい」
「私が会社で残業と偽り作りましたあ」と自己紹介する奴隷畠山隊員。
「私が秋田で転覆隊をストーカーしたことのすけです」と名乗ると
「ああ、あの大吟醸『妻の瀬』を差し入れてくれたやつか」
どうやら隊長は彼がつっぺり隊員とはしらなかったようだ。
 自慢の特製カクテルを転覆隊員に注いで回る歌舞伎やす隊員。
 話が一段落したところで、即席の河原ライブが始まる。
ボーカル:ママレモン加藤
ギター:ムーミン渡辺
ドラムス:歌舞伎やす
♪好っきなもの好っきなもの転覆隊〜♪
最高に盛り上がる。
 続いて、みんなが持ち寄った不用品のビンゴである。バカボン野中さんはこのあと大阪まで9時間の帰路につく。翌朝の町内清掃の瀬に自治会長として参加するためである。いやはやなんともすごいファンである。  転覆隊もみなさんももちろん参加し、本田隊長はヘルメットを手に入れご満悦であった。
 だいぶ遅れて10時頃赤門佐々木隊員も到着し、3度目の乾杯を行う。相変わらず残業月200時間だそうである。赤門さんはこのあと12時頃に帰って行った。また仕事をするのであろうか。  転覆隊のみなさんとは大いに食べ大いに飲んで、いろいろとバトルの裏話を聞かせていただいた。ここでは詳しく書けないのが残念だが、青木ヶ原樹海横断バトルは本当に凄かったようだ。青木ヶ原の噂は全て本当だったらしい。  ひとしきり話した後、河原サウナにも本田隊長とともに入り、ぜひつっぺり隊も転覆バトルに参加させてほしいと頼み込む。ぜひ実現して欲しいものだ。ちなみに写真の煙はサウナテントの中ね。
 翌朝も転覆隊のみなさんのもとに集まり、バトルの話に花が咲く。こうして焚き火を囲んでゆっくりと転覆隊と話ができるとは…。いわゆる一つの幸せというものなのだ。転覆隊の遊びは本当にスケールが大きく、常人なら死ぬような悲惨な目にあっても笑い飛ばしてしまうエネルギーがある。仕事も超一流だが遊びも超一流である。でも、本当に普通のおじさん達なんだよねえ。ワシらにだってできると思えわせてしまうオーラがあるのだ。それが転覆隊のすごいところだと思う。まだまだワシらは修行が足りない。もっともっと遊びも仕事もがんばらねばと感動させられた集いであった。
 最後に、参加者全員で集合写真を撮った後、転覆隊のみなさんは帰京したのだが、帰るとすぐに晴れ間が見えて太陽の光が差し込んできた。さすが転覆隊と最後まで感心させられたことを付け加えておきたい。

 友よ。来年のファンの集いでもまた会おうぜ。
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