兼ねてから企画していた那珂川クリーンアップツアーがやっと実現した。 那珂川をホームグランドとしてたっぶりと遊んでいる我が隊としては、那珂川がいつまでもきれいなままでいられるようにすることは当たり前のことなのだ。 まあ、普段お世話になっている那珂川の神様に恩返しをしようというわけである。 |
時期的に、沈没隊主催の転覆隊ファンの集いと重なったこともあり、合同企画として実施することになった。 ファンのみなさんとツーリングしながら、我々つっぺり隊員は河原にゴミを見つけたら上陸して拾いながら川下りしようという計画である。 |
|
集合場所は、栃木県烏山市の宮原キャンプ場。ここから分乗して出発地の八溝大橋に向かう。 前日から電車でキャンプ地の宮原入りをしていた4.1号畠山隊員は一人でしこたま飲んだ挙げ句、夜露に濡れたまま寝袋一つで寝ておった。うーむ、さすが自衛隊あがり?の強者である。 |
||
ワシのファルト、ボイジャー415は今回で2度目の出陣。説明書を見ながら組み立てていたら、「ああ、隊長が解説書をみて組み立ててる。」と隊員が手伝ってくれた。 しかし、「完成!…あれ?この余っているフレームホルダーは何だ?ああ、フレームが上下逆さまだァ!こりゃ、最初からやり直さんとダメだあ。」 ここで、すかさず全員から拍手が起こる。 「どうせ、隊長の舟だから。」 まったくもって、隊長思いの隊員たちである。 |
||
そんなこんなでもたもたしている内に、事故渋滞で遅れていたビール艦長と沈没隊ムーミン渡辺隊長が到着する。 予定より少し遅れて、総勢12人で11時半頃の出発となった。 |
すぐにビール艦長が鮭の亡骸を見つける。食べられないのが残念だが、那珂川で鮭を見たのは初めてである。 | |
今回のコースで唯一の2級の瀬である無法松の瀬に突入する。水量が多かったのが禍し、全員ノー沈。みんなうまくなりすぎである。 | ||
バトルの記録を撮ってくれた加藤さん |
初めてノー沈で乗り切った歌舞伎やす隊員 |
フェザークラフトで参加したさすけどん |
二日酔いで船酔いしながら果敢に挑戦した畠山隊員 |
ダッキーで余裕のコロコロ隊員 |
自艇で初挑戦の瀬を何とか乗り切った隊長 |
八溝大橋から下り初めてすぐの河原にもうゴミが見える。早速上陸してクリーンアップ作戦開始。 しかし、無法松の瀬の河原には大量のゴミがあり、もうほぼここで舟はゴミで満杯状態になってしまう。 |
||
抱えきれないほどのゴミがあっという間に集まる |
ゴミ運搬船と化すコロコロ艇 |
ゴミを括り付けての那珂川漂流もつっぺり隊らしいか… |
沈没隊も我々の企画に賛同し、協力してくれた。 |
予想以上のゴミの多さにはびっくりした。上流だけでゴミが積みきれなくなり、クリーンアップ作戦は終了せざるをえなかった。これには那珂川の神様も泣いているに違いない。国土交通省は護岸工事などしていないで、ゴミ対策にもっと金を使うべきである。 | |
宮原に上陸し、風呂や買い出しを終え、夕食の支度に取りかかる。まったりとしながらキャンプの夜を迎えると、転覆隊ファンの集いの始まりである。 「素晴らしい夜に乾杯」とワシの音頭で乾杯し、ママレモン加藤さんから隊長のメッセージが伝えられる。 なんと、5年目の集いには本田隊長自らが参加してくれるそうだ。この熱いメッセージにはみんな「おお」と感激していた。 |
さすけさん十八番のたこ焼きの味は絶品であった。 |
|
ワシが作ったレトルト風モツ煮込み |
つっぺり亭マスターことのすけ隊員の博多風水炊き |
つっぺり隊ツアー史上最大の焚き火か! |
歌舞伎やす隊員が秘密兵器と称してミニドラムセットを用意し、沈没隊とのミニバンドを結成する。他のキャンパーに許可をもらって沈没隊のテーマ、つっぺり隊歌とライブで盛り上がる。 | ||
闇夜に浮かぶ月のようなテントでお待ちかねの河原サウナが始まる。前回に比べ、風もなく、つっぺり隊ツアー史上最大の焚き火でガンガン石を暖めたせいか、テント内は石を入れただけでものすごい熱気であった。そこに水をかけて立ち上る蒸気の熱いのなんの。何度写真を撮っても真っ白である。いい年配の子持ちのおっさんたちが半裸でギャーギャー言いながら喜んでいる。サウナを出ても汗でダラダラマンに変身したままである。まったくみんなおバカな連中である。でも、それがいいのだ。いくつになってもこんなバカができる仲間ってすばらしいではないか。 | ||
熱気と興奮のおバカな夜が明け、別れの朝がくる。つっぺり隊は前日のクリーンアップ作戦で収穫したゴミを分別し、それぞれで持ち帰って処分することにする。 ファンの集いの仲間達と集合写真を撮って解散。友よ、また来年この場所で会おうぜ。 |