DRIFTING ON THE NAKAGAWA
段ボール亀大作戦 2002.12.28〜29
 



 「隊長、忘年会やりましょうよ。
隊員たちの要望に応えるべくつっぺり隊初の忘年会を企画した。もちろん場所は那珂川の河原
「隊長、この時期の河原はシャレにならないくらい寒いっス。寒いのやだよ〜。」という声に、一時は
「うーむ、そうだよなあ。凍死者が出たらまずいよなあ。」とロッジを当たってみたのだが、年末休業や焚き火禁止のところばかり。
焚き火のできない宴会はつっぺり隊ではない!」と当初の予定通り、栃木県烏山の那珂川河原にある宮原キャンプ場で極寒河原忘年会を決行した。
 しかし、凍死者が出るのだけは避けなければならぬ。そこで、隊長自ら考え出したのが、段ボールで周りを囲ってその中で焚き火宴会をするという作戦。名づけて「段ボール亀大作戦」。果たしてその成果やいかに!?

 宴会場所の宮原キャンプ場には午後2時ごろから名乗りを挙げた隊員が思い思いのスタイルで集まってきた。参加したのは、ろーたす・コロコロ・ライダー秋本・歌舞伎やす・つっぺりクイーン真理子の各隊員と隊長、及びテラさん父子の9人。着く早々、早速焚き火を開始する。この日のために用意した薪は13袋。焚き火が始まると、それぞれが持参のネタをもとに焚き火料理を作り始める。
オートバイで駆けつけたろーたす隊員
山積みの圧倒的な量の薪でガンガン焚き火を始める。
料理を作る間に、早速段ボール亀大作戦に取りかかった。その手順はいたって簡単である。
まず、段ボールに紐を通して背負い、段ボール亀化する。
亀化したまま焚き火の前に座る
全員で焚き火を囲めば作戦完了!

 非常にシンプルな作戦ではあるが、効果は抜群であった。年の瀬だというのに、全く寒さを感じない。つま先までぽっかぽかである。
こりゃ、極寒じゃなくて極楽だ〜」寒さの心配がなくなり、怒濤の河原宴会に突入した。。
 今回の焚き火料理は「まぐろのかまの置き火焼き」「韓国風ちゃんこ鍋」「豚肉の薫製焼き」「栗ぜんざい」である。いやはや、どれもうまかった。どうして焚き火料理はこんなにうまいんだろうなあ。
 酒は日本酒、ビール、ワイン、ウイスキー、焼酎と持参の酒で飲み放題であったが、今回も18号歌舞伎やす隊員が河原カクテルを作ってくれた。
まぐろのカマの置き火焼き
韓国風ちゃんこ鍋

極寒用のスペシャルカクテル「ホットバターラム」がなかなかいけたのだ。
料理と酒がたらふく入り、やすさん持参のギターで盛り上がる。「大きな古時計」〜「つっぺり隊歌」。「あのねのねの赤とんぼ」からは一気に懐かしのフォークソングメドレーに突入した。みんなそんな世代なんだよなあ。
 今回唯一子連れで参加したプロカメラマンのテラさん
こんな酔狂な宴会に参加するだけで、当然のごとくつっぺり隊員の資格十分ということで第23号隊員のできあがり。かわいそうに。

 夜はなにやら秘密基地でうごめく怪しい集団のようであった段ボール亀作戦も、明るい陽の下で見ると、どう見てもホームレスの集団である。これが段ボール亀作戦の最大の欠点か。しかし、河原キャンパーとホームレスはどこが違うのだろうね。

 翌朝は一面の霜景色になったものの、思ったほどの寒さではなく、全員生きて朝を迎えられたことを喜び合いながらモーニングコーヒー等を飲む。
 その後、段ボール亀を荼毘に付して、今回の作戦は無事終了した。今回の作戦の成果は以下の通りである。
 凍死者0人、食中毒者0人、流血者0人
ちっと残念な気もするが…
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